相談支援専門員って何をしてくれるの?書類も手続きもお任せできる心強い味方でした

福祉・制度のこと

障害のある子を育てていると、福祉の手続きや書類がとにかく多い。受給者証の更新、デイの契約、ショートステイの手配。何かあるたびに市役所に問い合わせ、窓口をたらい回しにされる。そんなふうに疲れ果てた経験がある方も多いと思います。

わたしもそうでした。でも今は、ほとんどの手続きを相談支援専門員にお任せしています。

この記事では、実際に使ってわかった相談支援専門員の役割・頼めること・探し方を紹介します。こんな専門職がいるなら早く知りたかった、と思ってもらえたらうれしいです。

相談支援専門員とは

相談支援専門員は障害のある方やその家族の生活を支えるために、福祉サービス全体をコーディネートしてくれる専門職です。

具体的には「サービス等利用計画」という書類を作成し、どのサービスをどう使うかを一緒に考えて、手続きを進めてくれます。

福祉や医療、介護などの現場で経験を積み、都道府県の研修を修了した人がなる仕事です。利用するのに費用はかかりません。はじめて知ったときは本当に無料でいいのと驚きましたが、ボランティアではなく公費で報酬が支払われる仕事です。費用の話はあとでくわしくまとめます。

実際に頼んでいること

書類まわりはほぼお任せできる

受給者証の更新手続き、デイや施設との連絡調整、サービス等利用計画の作成と更新。これらをすべてお任せしています。

支援員がつく前、市役所でセルフプランという言葉を出されたことがあります。書類を渡されても、それが何のことなのかわからず、ただ困惑するばかりでした。今は更新の時期になりましたよと連絡が来て、必要な書類にサインするだけで終わります。働きながら育てているシングルマザーにとって、これは本当に大きいです。

新しいサービスの提案・リサーチ

子どもの状況が変わったとき、今のサービスが合わなくなったとき、新しいデイやショートステイ先を探してきてくれます。

自分で施設を探すのは時間も体力もかかります。相談支援専門員さんが候補を絞って情報を持ってきてくれるので、あとは見学に行くだけ、という状態にしてもらえています。

市役所への同行・代行

手続きによっては、市役所の担当者と直接やりとりしてくれることもあります。制度の仕組みを熟知しているぶん、窓口でのやりとりもスムーズです。

情報をまとめて、つないでくれる

モニタリングのときには、暮らしの様子をとても細かく聞いてくれます。前に話したこともきちんと覚えていて、こちらの状況をちゃんと分かってくれている。それだけで、ひとりで抱えていないという安心感があります。

あるときには「サービス担当者会議」という場も提案してくれました。使っているサービスそれぞれの担当者と学校の先生まで集まって、子どものことを一緒に共有する機会です。バラバラに伝えていた情報がひとつにまとまり、関わる人みんなが同じ方向を向いてくれる。自分ひとりでは、とても用意できなかったことです。

どうやって見つけるの?

わたしの場合は、放課後デイの先生から、こういう制度があると教えてもらい、つないでもらいました。自分で探し当てたわけではなく、先生の提案がきっかけです。

他にも次のような方法で探せます。

  • 市区町村の障害福祉担当窓口に相談する
  • かかりつけの病院やリハビリの担当者に聞く
  • 療育センターや児童発達支援事業所に紹介してもらう

すでに放課後デイや療育に通っているなら、そこのスタッフに聞くのが一番早いと思います。わたしのように、先生のほうから教えてもらえることもあります。

利用が始まるまでの流れ

相談支援専門員にお願いしてから、サービスを使い始めるまでの流れは、だいたい次のとおりです。

  1. 市区町村の障害福祉の窓口に相談・申請する
  2. 特定相談支援事業所(18歳未満は障害児相談支援事業所)と契約する
  3. 相談支援専門員がサービス等利用計画の案を作る
  4. 市区町村が利用を決定し、計画が確定する
  5. サービスの利用がスタート。その後も定期的に見直し(モニタリング)をしてもらえる

制度のうえでの入口は市区町村の窓口で、ここで地域の事業所の一覧をもらえます。ただ事業所に空きがないこともあります。すでに放課後デイや療育に通っているなら、そこから紹介してもらうほうが早いこともあります。

費用はかかる?所得制限は?

相談支援専門員の利用は、所得に関係なく無料です。費用は公費でまかなわれていて、利用する家庭がお金を払うことはありません。

ひとつだけ気をつけたいのは、無料なのは相談支援専門員に計画を作ってもらったり調整してもらったりする部分だということ。放課後デイなどのサービスそのものには、所得に応じたひと月の負担上限額が別に決められています。相談支援の部分とサービス本体の部分は分けて考えると分かりやすいです。

担当者との相性について

相談支援専門員は途中で変わることもあります。担当者によって動き方や連絡の頻度も違うので、合わないと感じたら担当を変えてもらうことも可能です。

こういうことを頼んでもいいのかと遠慮せず、困っていることはどんどん伝えていくのが上手な使い方だと思っています。

まとめ

  • 相談支援専門員は福祉サービス全体をコーディネートしてくれる専門職
  • 書類・手続き・施設探し、担当者会議の調整まで幅広く頼れる
  • 利用者の費用負担はなし。所得に関係なく無料(公費で賄われる)
  • 制度の入口は市区町村窓口。放課後デイや療育の先生からの紹介も近道

わたしも相談支援専門員さんに頼るようになってから、手続きへの負担がずいぶん軽くなりました。ひとりで抱え込まず、まずは市区町村の窓口や通っているデイで相談してみてください。

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歯科衛生士のシングルマザー「ハル」です。重度知的障害・自閉症の息子ぽんたを育てながら日々奮闘中。福祉制度や療育のこと、障害児育児のリアルをお届けします。

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