わたしがシングルマザーになった時、先の見えない漠然とした不安がありました。貯金もなく、子育ての経験ももちろんなく、「1人で子育てなんて無理だ」とも言われました。
それでも生活を立て直せたのは、使える制度を片っ端から申請したからでもあります。申請の仕組みを知っているかどうかで、生活のしんどさは変わります。
この記事では、わたしの経験を参考にシングルマザーが使える手当・制度を、申請する順番ごとにまとめました。
シングルマザーが使える手当・制度 比較表
| 制度名 | 対象になる人 | もらえるサポート | 申請窓口 |
| ①児童扶養手当 | ひとり親家庭で子どもを育てている人 | 子どもの人数や所得に応じた手当(毎月〜年数回に分けて支給) | 市区町村の窓口(こども家庭課など) |
| ②ひとり親家庭等医療費助成 | ひとり親家庭の親と子ども | 医療機関を受診したときの自己負担額の助成 | 市区町村の窓口 |
| ③療育手帳 | 知的障害があると判定された人 | 各種手当・割引・福祉サービスを利用するための「入り口」になる手帳 | 児童相談所・福祉事務所 |
| ④特別児童扶養手当 | 障害のある子どもを育てている人 | 障害の程度に応じた手当(年3回に分けて支給) | 市区町村の窓口 |
| ⑤障害福祉サービス(受給者証) | 障害のある子ども・大人 | 放課後等デイサービスなど福祉サービスを利用するための証明書 | 市区町村の窓口(障害福祉課など) |
※自治体によって窓口の名称や手続きの流れが異なります。詳しくはお住まいの市区町村にご確認ください。
各制度をくわしく解説
①児童扶養手当
ひとり親家庭がまず申請したいのが「児童扶養手当」です。子どもの人数や所得に応じて手当が支給され、毎月〜年数回に分けて受け取れるため、生活の土台を支えてくれます。わたし自身も、ひとり親になった直後にこの手当を申請し、生活費の不安が少し和らぎました。くわしい申請条件や金額の目安は、こちらの記事にまとめています。

②ひとり親家庭等医療費助成
次に申請しておきたいのが「ひとり親家庭等医療費助成」です。医療機関を受診したときの自己負担額が助成されるため、子どもや自分の通院費の負担を大きく減らせます。子どもが体調を崩しやすい時期は通院も増えるので、この助成があるだけで家計への影響が変わってくるはずです。児童扶養手当の手続きと合わせて、お住まいの市区町村の窓口で確認してみてください。
この制度は子どもだけでなく、親自身の医療費も助成されるのが大きなポイントです。子ども医療費助成との違いや申請方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

③療育手帳
お子さんに知的障害がある場合は、「療育手帳」の取得を検討してみましょう。療育手帳は、さまざまな手当・割引・福祉サービスを利用するための「入り口」になる手帳だからです。わたしも療育手帳を取得したことで、特別児童扶養手当や障害福祉サービスなど、次のステップに進むことができました。申請の流れやスムーズに進めるコツは、こちらの記事「療育手帳を早く取る方法」も参考にしてみてください。

④特別児童扶養手当
次に検討しておきたいのが「特別児童扶養手当」です。療育手帳がなくても申請できますが、取得後に動くとスムーズです。これは、精神や身体に障害のある20歳未満の子どもを養育している場合に支給される手当で、児童扶養手当とは別に申請できます。わたし自身も、療育手帳の交付を受けたあとにこの手当の対象になることを知り、申請したことで家計の助けになりました。対象となる障害の程度や金額の目安は、こちらの記事「特別児童扶養手当」に詳しくまとめています。

⑤障害福祉サービス(受給者証の取得)
最後に進めておきたいのが、「障害福祉サービス」を利用するための受給者証の申請です。放課後等デイサービスやヘルパーなど、子どもの発達や毎日の生活を支えてくれるサービスを利用するには、この受給者証が必要になります。わたしも受給者証を取得してからは、利用できるサービスの幅がぐっと広がり、毎日の負担が大きく減りました。サービスの種類や申請の流れは、こちらの記事「知的障害の福祉サービス」で詳しく紹介しています。

おすすめの申請順
ここまで5つの制度を紹介してきましたが、「結局どの順番で動けばいいの?」と迷う方もいると思います。わたしの経験もふまえて、申請の流れの目安をまとめました。
- 児童扶養手当
- ひとり親家庭等医療費助成
- 療育手帳
- 特別児童扶養手当
- 障害福祉サービス(受給者証の取得)
この順番をおすすめするのは、先に動いた申請が、あとの申請をスムーズにしてくれるからです。たとえば療育手帳を取得しておくと、特別児童扶養手当や障害福祉サービスの申請時に必要な情報がそろいやすくなります。わたし自身も、児童扶養手当→ひとり親家庭等医療費助成→療育手帳という流れで進めたことで、そのあとの申請が驚くほどスムーズになりました。一度にすべて揃えようとせず、まずは①からひとつずつ進めてみてください。
まとめ
シングルマザーが使える手当・制度は、知っているかどうかで、これからの生活の安心感が大きく変わります。「うちは対象になるのかな?」と思った制度があれば、ぜひ早めに窓口で確認してみてください。
わたし自身、何も知らないまま一人で抱え込んでいた時期は、先の見えない不安でいっぱいでした。それでも一つずつ手続きを進めるたびに、「これで少し楽になる」という実感が積み重なり、気持ちに少しずつ余裕が生まれていきました。
制度は、自分から動かないと使えないものがほとんどです。まずはこの記事の比較表を見ながら、気になる制度から、お住まいの市区町村の窓口に問い合わせることから始めてみてください。今のあなたと、お子さんの毎日を支える力になってくれるはずです。
元パートナーから養育費が払われずに困っている方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。


