【実体験】自閉症の夜泣き・夜驚症はいつまで続く?年長〜小学校で落ち着いた我が家の話

日常のこと

息子の夜泣きは、小学校に上がる頃には、気づけばほとんどなくなっていました。あれだけ悩んでいたのに、「終わり」は静かにやってきました。

わが家の息子・ぽんた(重度知的障害・自閉症)は、赤ちゃんの頃から年中・年長ごろまで、夜泣きと夜驚症に悩まされ続けました。この記事では、当時のリアルな記録と取り組んでいたこと、そして「自然に落ち着いた」経緯をお伝えします。今まさに眠れない夜を過ごしているお母さん・お父さんに、少しでも「うちだけじゃない」「きっと落ち着く時期が来る」と感じてもらえたら嬉しいです。

自閉症の夜泣き・夜驚症、わが家の場合

赤ちゃんの頃〜年中・年長:一番つらかった時期

ぽんたの夜泣きは、赤ちゃんの頃から始まりました。最初は「赤ちゃんだから仕方ない」と思っていましたが、周りの子が夜通し眠れるようになっていく中で、ぽんたの夜泣きはなかなか終わりませんでした。

特に年中〜年長のころは夜驚症も重なり、一番つらい時期でした。寝かしつけのたびに激しく泣き、夜中に突然目を覚ましては泣き叫ぶ。本人は覚醒しているようで意識はなく、抱っこしても声をかけても、まったく届きません。それが1時間近く続く日もありました。

慢性的な睡眠不足で、日中の仕事や家事をこなすことが本当に辛くなっていました。

心に余裕があるときは、優しくなだめたり、静かに見守ったりすることができました。でも、疲れ果てて眠い夜は、そんな余裕はありませんでした。つい怒鳴ってしまって、ぽんたがさらに泣き、余計に収まらなくなる。悪循環だとわかっていても、自分のメンタルをコントロールできない。そんな夜が何度もありました。

そして何より精神的にきつかったのが、「同じ年齢の子はもう夜泣きしていない」と気づいたとき。「なぜうちの子だけ」という孤独感と、「これがいつまで続くんだろう」という不安が重なって、追い詰められるような感覚がありました。

わが家で取り組んでいたこと:昼寝の時間を確保する

薬に頼ることはせず、日常の生活リズムを整えることで対応していました。

気づいたのは、昼寝ができた日は夜泣きが少ないという傾向です。逆に、昼寝ができなかった日は夜中に起きてしまうことが多く、「疲れすぎると眠れなくなる」という状態がぽんたには起きやすいようでした。そこで、昼寝の時間はできるかぎり確保するようにしました。

保育園の昼寝タイムがある時期は助かりましたが、年長になると昼寝がなくなる園も多く、帰宅後に少し眠れる環境を作るよう工夫していました。

特別な療法や高価なグッズに頼ったわけではありません。「昼寝を大切にする」というシンプルなことが、当時のわたしにできる精一杯でした。

年長〜小学校1年生:気づいたら、落ち着いていた

ぽんたが年長になったあたりから、少しずつ夜泣きの回数が減ってきました。「また今夜もか」と身構えていたのに、気づいたら夜通し眠れる日が増えていて。明確に「この日から終わった」という瞬間はなく、振り返ってみたら落ち着いていた、という感じでした。

自閉症の夜泣き・夜驚症について知っておきたいこと

なぜ自閉症の子は睡眠の問題が起きやすいの?

自閉症の子どもに睡眠の問題が多いことは、医療・療育の場でも広く知られています。主な理由としては以下が挙げられます。

  • 感覚過敏:音・光・温度などの刺激に敏感で、眠りが浅くなりやすい
  • 体内時計の乱れ:メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌リズムが崩れやすいとされている
  • 不安や緊張:見通しが立てにくいことへの不安が、入眠を妨げることがある

「しつけの問題」でも「育て方の問題」でもありません。お子さんの脳や神経の特性からくるものと考えましょう。

夜驚症とは?

夜驚症とは、眠っている最中に突然起き上がって激しく泣いたり叫んだりする症状です。本人は深い眠りの中にいるため、声をかけても反応せず、翌朝には覚えていないことがほとんどです。

自閉症の子どもに多く見られ、年齢とともに自然に落ち着いてくることが多いとされています。

睡眠の問題が続くときは専門家に相談を

ぽんたは薬を使わずに過ごしましたが、睡眠の問題が日常生活に大きく影響しているときは、かかりつけの小児科や発達外来に相談することも大切な選択肢です。メラトニンなど睡眠をサポートする薬を処方してもらえる場合もあります。親が少しでも眠れることは、子どものためにもなります。

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まとめ:怒ってしまっても、あなたは十分頑張っている

この記事のポイントをまとめます。

  • 自閉症の夜泣き・夜驚症は、年齢とともに自然に落ち着くことがある
  • ぽんたの場合、年中〜年長が一番つらく、年長〜小1でいつの間にか落ち着いた
  • 昼寝ができた日は夜泣きが少ない傾向があったため、昼寝の時間確保を意識した
  • 薬は使わなかったが、日常生活への影響が大きい場合は専門家への相談も選択肢

夜中に我が子に怒鳴ってしまうことが悪循環だとわかっていても、限界を超えたときの自分の感情はコントロールできませんでした。でも今振り返ると、それだけ睡眠不足は精神的にも肉体的にも追い詰められてしまうということだと思っています。

「いつまで続くんだろう」と思っていたあの夜々が、今となっては遠い昔のように感じます。すべてのお子さんが同じ経過をたどるとは言えませんが、「年齢とともに落ち着くことがある」という事実が、今夜も眠れない誰かの支えになれば嬉しいです。

今夜も頑張っているあなたを、応援しています。

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歯科衛生士のシングルマザー「ハル」です。重度知的障害・自閉症の息子ぽんたを育てながら日々奮闘中。福祉制度や療育のこと、障害児育児のリアルをお届けします。

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