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自閉症の子が散髪を嫌がるとき、どうする?わが家はお風呂場で切っています

日常のこと
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散髪のたびに大泣き。バリカンの音は怖がるし、切った髪が体につくのも嫌がる。そもそもじっと座っていられない。自閉症の子の散髪は、親にとって本当に大変なイベントですよね。

わが家の息子ぽんたにも重度知的障害と自閉症があり、散髪は長いこと悩みの種でした。いろいろ試した結果、今はお風呂場でおもちゃに集中しているすきに、わたしがバリカンで切る形に落ち着いています。

この記事では、わが家がたどり着いたお風呂場カットの方法とバリカン選びの遍歴、あわせて爪切りの話も紹介します。読み終わるころには、次の散髪で試せるヒントがひとつは見つかるはずです。

読者さん
読者さん

散髪のたびに大騒ぎで、もうどうしたらいいのか…

ハル
ハル

わかります。わが家も長いこと悩んで、たどり着いたのがお風呂場カットでした

わが家の散髪は、お風呂場カットです

先に答えからお伝えします。わが家の散髪は、お風呂場で遊んでいるすきに切るスタイルです。

流れはとてもシンプルです。

  • お風呂場にお気に入りのおもちゃを用意する
  • ぽんたが遊びに夢中になっているすきに、バリカンで切る
  • 切り終わったら、そのままシャワーで髪を流す

椅子に座らせてケープを巻いて、という普通の散髪の形を手放したら、ぐっと楽になりました。なぜお風呂場なのかは、このあとの工夫のところで詳しくお話しします。

ぽんたが散髪を嫌がった理由

嫌がるポイントは子どもによって違いますが、ぽんたの場合はこの3つでした。

  • バリカンの音が怖い
  • 切った髪が体に落ちてくる感触がすごく嫌
  • そもそもじっと座っていられない

自閉症の子は、音や肌ざわりに敏感なことが多いと言われています。散髪は大きな音と細かい毛がセットでやってくるので、苦手な要素が詰まったイベントなのだと思います。

嫌がるポイントがわかると、対策も立てやすくなります。音が怖いならまずハサミから、感触が嫌ならすぐ流せる場所で、という具合です。

効果があった工夫3つ

① 場所をお風呂場にする

いちばん大きかったのは場所選びです。お風呂場にした理由は2つあります。

ひとつは、ケープがいらないこと。ぽんたはケープを嫌がるので、体に巻きつけるものは使えません。お風呂場なら裸のまま切って、終わったらそのまま体を流せます。

もうひとつは、髪が落ちても気にならないこと。切った髪が体につくのをすごく嫌がるので、シャワーですぐ流せるお風呂場は理にかなっていました。嫌な時間を最小限にできます。

② お気に入りのおもちゃに夢中になっているすきに切る

お風呂場にお気に入りのおもちゃを持ち込んで、遊びに集中しているすきに切ります。散髪に意識が向いていない時間が長いほど、切れる量も増えます。

散髪を頑張らせるのではなく、本人が楽しんでいる時間にこちらがそっとお邪魔する。そんなイメージです。

③ 一度で完璧に切ろうとしない

今でもじっとしていられるわけではありません。それでも昔にくらべると、切れるようになってきました。

動いたら中断して、切れるところまでで良しとする。仕上がりが多少ふぞろいでも、髪はまた伸びます。完璧を手放すと、親の気持ちもだいぶ楽になります。

バリカンは静音タイプから、今は普通の大人用へ

わが家のバリカン遍歴も紹介します。

昔のぽんたはバリカンの音がダメだったので、ハサミとすきバサミで切っていた時期が長くありました。音が苦手な子は、まずハサミからで十分だと思います。

バリカンを使い始めたときに選んだのは、静音タイプでした。音への入口としてはよかったのですが、わが家の場合は壊れやすくて買い替えが続きました。今は普通の大人用バリカンに落ち着いています。

静音タイプで音に慣れて、慣れてきたら耐久性のある大人用へ。この流れがわが家には合っていました。

爪切りも、少しずつできるようになってきました

散髪と並んで悩ましいのが爪切りです。ぽんたも昔は全然切らせてくれませんでした。

だから長いこと、寝ている間に切っていました。それでも敏感で、寝ながら手を引っ込めたり動いたりすることもあって、ひと苦労でしたが。

それがいつの間にか、起きたままでも切らせてくれるようになっていました。最近では、小指と薬指以外はスッと切らせてくれます。なぜその2本だけ嫌なのかはわかりませんが、本人なりの理由があるのだと思います。嫌がる2本は深追いせず、寝ている間や機嫌のいいときを見計らって切っています。

試していることもひとつあります。自閉症の子への関わり方の情報で、手をふわっと持つよりぎゅっと握った方が受け入れやすいと見かけたので、爪を切るときはしっかりめに握るようにしています。効果のほどはまだわかりませんが、続けてみているところです。

散髪も爪切りも、前はできなかったことが少しずつできるようになっています。ゆっくりでも変わっていくんだなと、ぽんたを見ていて思います。

まとめ:完璧じゃなくていい、切れる日に切れるだけ

わが家の散髪と爪切りの工夫をまとめます。

  • 場所はお風呂場。ケープ不要で、髪はシャワーですぐ流せる
  • お気に入りのおもちゃに夢中になっているすきに切る
  • 一度で完璧に切ろうとしない。切れるところまでで良しとする
  • バリカンは静音タイプで慣らして、慣れたら普通の大人用へ
  • 爪切りが難しい時期は、寝ている間に切るのもひとつの手
  • 起きて切るなら切れる指から。しっかりめに握る方法も試し中

散髪がうまくいかない日があっても、髪はまた伸びます。今日切れなくても、また今度でいい。そのくらいの気持ちでいた方が、親も子も楽だと思います。

顔まわりのお手入れつながりで、歯磨きを嫌がる子への工夫はこちらの記事にまとめています。よかったらあわせて読んでみてください。

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歯科衛生士のシングルマザー「ハル」です。重度知的障害・自閉症の息子ぽんたを育てながら日々奮闘中。福祉制度や療育のこと、障害児育児のリアルをお届けします。

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