「特別支援学校」入学前の不安が、入ってみたら吹き飛んだ話

日常のこと

「特別支援学校って、どんなところなんだろう」

ぽんたの入学前、わたしはずっとそう思っていました。

普通の小学校に行かないということは、どうやって生きていくんだろう。ちゃんと学べるのかな。友だちはできるのかな。正直、不安しかありませんでした。

でも、入ってみたら想像と全然ちがいました。

先生の手厚さ、ぽんたの変化、毎日の楽しそうな顔。今が楽すぎて、地域の小学校に行っていたらと思うとゾッとするくらいです。

この記事では、重度知的障害・自閉症のぽんたの特別支援学校の学校生活を、親目線でリアルにお伝えします。入学を迷っている方の参考になれば嬉しいです。

特別支援学校を選ぶまで、支援級とすごく迷いました

ぽんたの就学先を決めるとき、地域の小学校の支援級と特別支援学校でものすごく迷いました。

支援級なら、地域の子どもたちと一緒に過ごせます。でも特別支援学校なら、ぽんたのペースに合わせてもらえます。

どちらが正解か、それは今でもわかりません。でも、ぽんたには支援学校が圧倒的に合っていました。それだけははっきり言えます。

特別支援学校と特別支援学級、どっちを選ぶ?【両方見学して気づいたこと】
「支援学校と支援学級、どっちに入れればいいんだろう」就学を前にしたとき、この問いがずっと頭から離れませんでした。実はこの記事、わたしがブログを始めたいちばんの理由です。正解がわからないまま、ネットで調べて、見学に行って、それでも答えが出なく...

特別支援学校の1日の流れ

うちの場合の登下校はこんな感じです。

【登校】
バス停からスクールバスに乗り、9時ごろ学校に到着します。最寄りのバス停までの送迎なので、働く親にとってとても助かります。

【下校・放課後デイサービス】
特別支援学校で印象的だったのが、帰り道の充実ぶりです。だいたい8〜9割の子が放課後デイサービスを利用しているそうで、学校にデイのスタッフさんが迎えに来てくれます。デイの後は夕方自宅まで送迎してくれます。

ぽんたもデイを利用しているので、わたしが直接迎えに行くことはほぼありません。これが本当に助かっています。

授業の内容は普通の小学校と全然違います

特別支援学校の授業は、普通の小学校とはまったく別物です。

国語・算数といった教科学習ももちろんありますが、それよりも「生活する力を育てる」ことが中心です。ぽんたの場合は、着替え・食事・コミュニケーションなど、日常生活に必要なスキルをひとつひとつ積み上げています。

大切なのは、その子の発達段階に合わせた学びができることです。クラスは地域にもよりますが10人以下の少人数で、先生も複数配置されているので、一人ひとりに丁寧に関わってもらえます。

給食もあるので、食事の練習も学校でしてもらえるのもありがたいです。

先生の手厚さが、保育園時代と段違いです

保育園のころのわたしは、毎日ヘトヘトでした。

普通の子に混じっての集団生活は、ぽんたにとってかなりしんどかったようで、行き渋りがひどかったです。イベントのたびに迷惑をかけることや日常のトラブルも多く、先生や他の保護者に何度も謝って、本当に辛かったです。保育園の先生たちも丁寧に対応してくれましたが、子どもの人数が多く物理的にどうしても手が足りないというのが現実でした。

支援学校でもトラブルがゼロなわけじゃありません。ぽんたはかんしゃくを起こすと物を投げたり人を叩いてしまうことがあります。でも先生たちは、そうなる前のぽんたの変化をちゃんと見ていてくれる。かんしゃくにつながりそうな場面を事前にケアして、それでもうまくいかなかったときも、すぐそばで丁寧にフォローしてくれます。その安心感が、どれほど大きいか。

さらにうれしいのが、ぽんた一人のための個別支援計画を作ってくれること。「今どんな力を伸ばしているか」「次はどんなことに取り組むか」を懇談で具体的に話し合ってくれます。ぽんたのことを、一緒に考えてくれている。そう感じられるだけで、どれだけ救われるかわかりません。

ぽんたの変化が、いちばんの答えだと思います

支援学校に行き始めてから、ぽんたが変わりました。

入学前はひとりでできなかった着替えが、今はスムーズにできるようになりました。食事で食べられるものも増えて、言葉も少しずつ増えています。そしていちばん嬉しかったのは、お友だちと関われるようになったこと。以前は他の子と絡むことがほとんどなかったぽんたが、学校のお友だちの名前を話すようになりました。学校で練習したあいさつや習ったことを、外でも自信を持って実践するようになったのも、大きな変化です。「あ、ちゃんと学んでる」と、しみじみ感じる瞬間です。

保育園の運動会では苦手だったかけっこ、おそらくプレッシャーでいつも泣いて一度も自分で走れませんでした。それが、支援学校の運動会では楽しそうに走り、最後までゴールできたぽんた。そんなぽんたを見て涙が出ました。

親目線でいちばん感じるのは、「ぽんたにすごく合っている」ということです。

無理させなくていい、ありのままでいられる場所に、やっと来られました。そんな感じです。

まとめ:入学前の不安は、入ってみたら吹き飛びました

  • スクールバスで登校、放課後デイと連携した安心の登下校体制
  • 少人数クラスで先生が複数配置、フォローが手厚い
  • 授業はその子のペースに合わせた生活力・学習のミックス
  • 先生がかんしゃくの前兆を見て事前にケアしてくれる
  • ぽんた一人のための個別支援計画を一緒に考えてもらえる
  • 着替え・食事・言葉・友だちとの関わりが、入学前より全部伸びた

入学前のあの不安は、今となっては嘘みたいです。

でも今は、特別支援学校を選んで本当によかったと思っています。

同じように悩んでいる方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

アバター画像

歯科衛生士のシングルマザー「ハル」です。重度知的障害・自閉症の息子ぽんたを育てながら日々奮闘中。福祉制度や療育のこと、障害児育児のリアルをお届けします。

ハルをフォローする
日常のこと
シェアする
タイトルとURLをコピーしました